マツダがロータリーエンジンにこだわる理由

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マツダがロータリーエンジンにこだわる理由

ロータリーエンジンがマツダしか開発してないことに疑問を感じたことはありませんか?マツダしか開発しないのは、マツダがライセンスを独占しているとかそう言った話ではありません。他のメーカ-が参入しないのは、それなりの理由があるためです。今回はマツダがロータリーエンジンにこだわる理由をまとめてみました。

出典:http://www.photo-ac.com/

 
 

マツダがロータリーエンジンにこだわるのは?

マツダのエンジン技術を他社がまねできないの?

マツダのエンジン技術を他社がまねてまで、ロータリーエンジンを搭載しようとは、誰も思いませんでした。幸か不幸かロータリーエンジンの量産化に成功したのは、マツダだけでした。そのためかあえてロータリーエンジン市場でトップをとろうとするメーカーはいませんでした。当時圧倒的なシェアを誇ったレシプロエンジンでことが足りるため、ロータリーエンジンのような利益の出にくいエンジンを研究する必要はないという判断をされました。 1

マイナス面が大きいロータリーエンジンをあえて開発するメーカーは少ない

ロータリーエンジンのメリットは、高出力、コンパクトなエンジン、アクセルのふかしが爽快、エンジンの振動がないなどいろいろあります。しかし、燃費が悪いことがデメリットに挙げられるため多くのユーザーが敬遠してしまったという話があります。燃費が悪いということは、ガソリンの消費量が増えるため、通常のスポーツカーに比べて維持費が高くなるということです。そのためどんなにデザインが格好良いからと言って購入してもRX-7を維持できなくて中古車ショップに手放してしまいます。そうなると中古車市場にその車があふれかえってしまい、新車が売れなくなることを他のメーカーは恐れたのだと思います。 2

レシプロエンジンの方が需要がある?

レシプロエンジンは、その当時最も需要があったエンジンです。レシプロエンジンのデメリットは構造が複雑で重量が重いことが挙げられます。しかし、ロータリーエンジンのメリットである、高出力、コンパクトなエンジン、アクセルのふかしが爽快、エンジンの振動がないというのは、レシプロエンジンに取って代わるほどの技術進化ではないと他のメーカーでは思われていました。そのためマツダのみがロータリーエンジンを搭載し続け、他メーカーは、レシプロエンジンを搭載し続けました。 3  4

ロータリーエンジンに未来はあるのか?

ロータリーエンジンは、マツダRX-8の生産終了以降どこのメーカーも採用されることなく幕を閉じました。時代の流れとも言われていますが、ファンにとって非常に残念なことに変わりありません。それから程なくして、マツダとトヨタが資本提携を結ぶことになりました。 5 これによって、マツダのロータリーエンジン技術をトヨタにシェアして、トヨタのEV車(※1)にロータリーエンジンを使用することに決まりました。 6 残念ながらロータリーエンジンの名前は、使いませんがロータリーエンジンの構造を応用した技術を取り入れることになりました。ロータリーエンジンの名前は変われど、EV車の心臓部分で再び活躍するのだと思うと胸が熱くなります。

※1. Electric Vehicleの略で、日本語では電気自動車のことを指す。 7

まとめ

マツダがロータリーエンジンにこだわる理由は、マツダと言えばロータリーエンジンと世の中に定着したこともあると思いますが、マツダ自身もロータリーエンジンに対して、ただならぬ執着心と愛情がこのようなこだわりを見せていたのだと思います。しかし、時代の流れは残酷でマツダも一企業でありお金あっての会社です。そのためロータリーエンジンの生産を諦める苦渋の選択をしたのでしょう。しかし、そこはロータリーのマツダと言われるだけあって、新たにビジネスパートナーを引き連れて再スタートを切りました。これもマツダのロータリーエンジンへの愛だと思います。