RE雨宮レーシングチームとRX-7

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RE雨宮レーシングチームとRX-7

RX-7について調べているとちょいちょい見かける「RE雨宮」。一体何なんでしょうか?人の名前?何かの団体名?会社名?いろいろ考えてしまいます、RX-7とどう関係あるのか調べてみました。

出典:http://www.photo-ac.com/

 
 

RE雨宮って何?

有限会社RE雨宮自動車について

調べてみると「有限会社RE雨宮自動車」というのが出てきました。どうやら会社名のようです。

有限会社RE雨宮自動車(アールイーあめみやじどうしゃ)は、千葉県富里市にある、ロータリーエンジンを得意とする日本のチューニングショップである。代表は雨宮勇美(あめみや いさみ、1946年3月3日 – )血液型A型。 7

主にマツダ車向けのパーツ製造と販売を行っているチューニングショップです。
有限会社RE雨宮自動車は、マツダのシャンテやファミリアが登場した頃に、ロータリーエンジンを移植した実績があり、ショップとしては最古参の部類に入ります。
また、RX-7のチューンナップに定評があります。自社コンプリート車両(※1)の「Greddy」シリーズは、ほとんど車検を通すほどのカスタマイズ技術があります。

※1. 市販車をベースにチューニングを施し、インテリアなどを変更しているオリジナルの完成車のこと。 8

雨宮勇美氏について

雨宮勇美氏は、有限会社RE雨宮自動車の創業者であり現社長です。RE雨宮オフィシャルサイト内にあるブログ「アマさん気まぐれ日記」 9 は今でも定期的に更新されています。出場しているレースの報告であったり、RX-7やRX-8のマツダ関連や自社イベントの記事だったりと雨宮氏の車好きが伝わってくるブログです。
雨宮氏はロータリーエンジンのチューンナップを得意としています。得意な理由を聞くと「それしか、わからないから」 10 という発言は有名です。とあるインタビューでは、ロータリーエンジンは壊れても一晩で直せると語っています。また、雨宮氏は、「ロータリーエンジンは、他のエンジンに比べてパーツが少ないので、比較的簡単に修理できる。」と語っていますが、実際そのような甘いことはないと思います。雨宮氏のロータリーエンジンに対する愛と情熱が一晩で修理を完了させるのだろうと思いました。 11

RE雨宮のレース活動

有限会社RE雨宮自動車はチューニングショップ以外にレース活動もしています。
マツダから公式なサポートを受けていなく、完全なプライベートチームです。資金繰りや部品の調達が大変だったと思います。専属のドライバーは末永正雄氏です。2005年から彼の意見も取り入れチューニングしたマシンで出場しています。実績は優秀です。主な実績は以下の通りです。

SUPER GT GT300クラス 
2006年 – シリーズ総合クラス第1位

全日本プロドリフト選手権 D1GP
2005年 – シリーズ総合第2位 12

すべてRX-7です。他にも安定した実績を残しています。やはりロータリーエンジンの特性を熟知したチューニングが勝因だと思います。

まとめ

RX-7のロータリーエンジンに見せられた雨宮氏は、RX-7が販売中止になった今でもチューニングされています。レースには、さすがにRX-8に乗り換えたようですが、チューニング技術はどこにも負けません。雨宮氏を慕うファンは今でも多くいます。日々更新される雨宮氏のブログで多くのファンと2ショット写真が見受けられます。みんなに慕われている雨宮氏は、いつまでも走り屋たちのカリスマでいることでしょう。雨宮氏のようなRX-7のコアなファンがいるから、いつまでも変わらぬ人気を誇っているのだろうと思いました。