RX-7 FD型のよくあるトラブル 始動不良編

Pocket

RX-7 FD型のよくあるトラブル 始動不良編

RX-7 FD型を購入したが原因不明のトラブルが唐突に起こったという話をよく聞きます。これは、RX-7に限らずスポーツカーを購入すると避けては通れないことです。そのため本記事がお役に立てたら幸いです。

出典:http://www.photo-ac.com/

 
 

始動関連トラブル まとめ こんな時はすぐ修理を!

エンジンの圧縮低下によるトラブル

エンジンの圧縮低下は、走行距離や走行状況、オイル選びなんかで変化したりします。極度にエンジンの圧縮が低下してしまうと、始動性がおかしくなります。事前対策は、定期的に圧縮を測定することが良いとされています。 1
定期的なメンテナンスをスポーツカー専門店に持って行きましょう。

エンジンの燃料系のよくあるトラブル

長年RX-7 FD型に乗っていると、エンジン内に燃料を噴射し混合気(※1)を作り出すインジェクタ(※2)が詰まりを起こし、漏れ、噴霧不良といった症状が出てきます。放おっておくと、エンジン停止後に残圧を保持できず、再始動の際に燃圧が十分にかかるまでのラグ(※3)が発生するようです。また、インテーク(※4)内に漏れ出た燃料で始動がおかしくなるそうです。さらに、インジェクタの不良は、ノッキング(※5)の発生やエンジンブロー(※6)を起こすので、日頃からちゃんとメンテナンスを行いましょう。 2

※1. ガス燃料(気体)もしくは霧状の液体燃料が混ざり合った状態の空気を示す。自動車エンジンなどの内燃機関を論じる場合に多用される用語。 3
※2. ボイラーへの給水にポンプを用いず、自分自身の圧力を用いて給水する装置。 4
※3. 人間がコンピュータに命令を入力してから命令が実行・反映されるまでの遅延時間(delay time)のこと。 5
※4. 空気を取り入れる入り口で、エンジンなどの空気を利用する機械の吸気のほか、空気調和機、機器の冷却、室内の換気などの目的で外気を取り入れるための開口部のこと。エアインテークと言う。 6
※5. エンジンが金属性の打撃音及び打撃的な振動を生じる現象全般を指す。 7
※6. エンジンが何らかの故障や異常によって、著しいダメージを蒙ること。 8

エンジンの点火系のよくあるトラブル

ロータリーエンジン(※1)の特殊な構造上、スパークプラグ(※2)の負担が大きいためヘタリが早いです。
レシプロエンジン(※3)と比較した場合、スパークプラグの点火回数はエンジン回転数の2倍消耗するそうです。
走行状態は、6,000km~10,000kmで交換が必要と言われてます。 9  10
以上から定期的な交換が必要となります。

※1. 一般的なレシプロエンジンのような往復動機構による容積変化ではなく、回転動機構による容積変化を利用して、熱エネルギーを回転動力に変換して出力する原動機。 11
※2. 電気的に火花(スパーク)を発生させる方式のもの。 12
※3. 往復動機関あるいはピストンエンジン・ピストン機関とも呼ばれる熱機関の一形式。 13

まとめ

今回は、ロータリーエンジン車両に多いトラブルです。RX-7 FD型もいろいろトラブルがありますね。ある日突然起こることが予想されますので、慌てずじっくりとどこがおかしいのか、原因を切り分けていくことが早期回復へのポイントになります。もし行きつけのスポーツカー専門店がないのなら、GTNETをお勧めいたします。スポーツカー専門店でスタッフがみんなスポーツカーを熟知しているので、とても頼りになります。また、困った時に親身になって相談に乗ってくれるので、とても助かっています。