RX-7 FD型のよくあるトラブル 足回り編

Pocket

RX-7 FD型のよくあるトラブル 足回り編

RX-7 FD型を購入したが原因不明のトラブルが唐突に起こったという話をよく聞きます。これは、RX-7に限らずスポーツカーを購入すると避けては通れないことです。そのため本記事がお役に立てたら幸いです。

出典:http://www.photo-ac.com/

 
 

足回りトラブル まとめ こんな時はすぐ修理を!

リアロアアームピロ(※1)とタイロッドガタ(※2)のトラブル

ピロボール(※3)部が、経年劣化により痩せてしまうと異音やハンドリング(※4)がふらついたりします。トラブルのサインは、発進時や車両が止まる瞬間、リア周りから「コトッ」と音がするそうです。 1

※1. 後方のタイヤの車体に対して大きく傾かないように支持するもの。タイヤ部分に装着する所がピロボール仕様。 2
※2. ハンドルを切った時、サスペンション(※5)のリンクの継ぎ手に使われているボールジョイント(※6)が擦れる音のこと。 3
※3. サスペンションのリンクや、スタビライザーなどの継ぎ手に使われている金属製の球と球面シートからなるボールジョイントのこと。 4
※4. ハンドル (ステアリング)の操作。ハンドル操作に対する追従性能。 5
※5. 主に車両において、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車輪、車軸の位置決め、車輪を路面に対して押さえつける機能を持つことで、乗り心地や操縦安定性などを向上させる機構。 6
※5. ボール状の形をした、クルマの「関節部分」に用いられる重要保安部品。 7

ソレノイドバルブ(※1)の故障

街中走行していた時、何度アクセルを踏んでも加速しなくなってしまった事例です。最初は、アクセルを踏んでも2,000回転以上、回転数が上がらず、ブースト圧が正圧にいくという状態でした。セルフメンテナンスで、インタークーラー(※2)の配管抜けのチェックを行ったりしましたがそれも違うとのことでした。さらに、クラッチ関連のトラブルかと思い、ニュートラルでエンジンを吹かすと7,000回転まで回ったのでエンジントラブルだと確信したそうです。しかし、3ヶ月前にクラッチ(※3)を交換したところなので、クラッチ不良の問題は薄いと思ったそうです。そのオーナーさんは、JAFを呼んでいたそうですが、JAFが到着するとRX-7が動いたそうです。その後、スポーツカー専門店に持っていくとソレノイドバルブの故障と言われたそうです。 8
ソレノイドバルブは、エンジンをブーストするためにエアを通すバルブになります。その命とも言えるところが故障してたので調子が悪かったのですね。大事故にならなくてよかったと思います。日頃からのメンテナンスの重要さがわかる事例ですね。。

※1. 電磁石(ソレノイド)の磁力を用いてプランジャと呼ばれる鉄片を動かすことで弁(バルブ)を開閉する仕組みを持つもので、流体(油圧、空圧、水圧など)を通す管での流れの開閉制御に用いられる。 9
※2. インタークーラーとは、過給機(ターボ、スーパーチャージャーなど)付き内燃機関用補機で、過給機の圧縮により温度が上がった空気を冷却する熱交換器。 10
※3. 2つの動力伝達軸の間で回転を伝達したり遮断したりする機械要素。 11

プラグコード(※1)の装着不良によるアイドリング(※2)不調

アイドリング不調は、メカニック泣かせだそうです。今回の事例は、そんなアイドリングの不調はプラグコードの装着不良にあった話です。
通常、アイドリング不調で原因不明の時、メカニックは下記のような対応するとのことです。

スロー状態(クルマが停止していてエンジンがかかった状態)のエンジン回転数を上げる 12

今回不調を訴えてきたオーナーさんも、スロー状態のエンジン回転数が1,200回転程度に調整されかなり回転数が高くなっていたようです。まず、メカニックが疑ったのは、空気量が適正かどうかです。無知なメカニックは、ロータリーエンジンは、こんなものと決めつけてちゃんと不調の原因を解明せずにメンテナンスを終了するそうです。このオーナーさんもあちこちでそのような対応されたとのことでした。メカニックがオーナーさんにヒアリングしたところ、「時折不安定で、噴け上がりが悪い。」という言葉に違和感を感じて今回の原因を解明したそうです。アイドリング時にスロットルボディ(※3)へ送り込まれる空気量が不足しているとエンジンが止まりそうになるのが普通のようです。そして行き着いた答えがプラグコードの装着不良です。イグニッションコイル(※4)への差込口がしっかりと差し込まれていなかったために起こった不調でした。 13
おそらくプラグコードの交換は簡単なんで自分でできると高を括ったオーナーさんが起こしたヒューマンエラー(※5)です。そんなことで、アイドリング不調が起こるのかと思うかもしれませんが、車というのは、精密機械でありネジ1本でも足りなかったり、余ったりするだけで予期せぬトラブルが起こるものです。この事例はそんな甘い考えが大きなトラブルを呼ぶことになると考えさせられました。

※1. イグニッションコイルで作られた高電圧の電流をエンジンルーム内の離れた場所にあるディストリビューターや点火プラグへ送る導線。 14
※2. 稼働に即応できる様態を維持していること、あるいはそのための動作。 15
※3. エンジンに取り込む空気量をコントロールする部品。 16
※4. 火花点火内燃機関の点火プラグで放電するための高電圧を作り出す変圧器。 17
※5. 人為的過誤や失敗(ミス)のこと。 18

まとめ

RX-7 FD型も長年乗っていると車両も古くなって、車体や足回りにガタやきしみ音など出てきます。もし、実際に起こったら、慌てずじっくりとどこがおかしいのか、原因を切り分けていくことが早期回復へのポイントになります。もし行きつけのスポーツカー専門店がないのなら、GTNETをお勧めいたします。スポーツカー専門店でスタッフがみんなスポーツカーを熟知しているので、とても頼りになります。また、困った時に親身になって相談に乗ってくれるので、とても助かっています。